【S8シングル】エンペルト展開+ヒードランサイクル【最終2107/60位】

 f:id:EarlGrey_poke:20180313165055p:plain

QRレンタルチーム  Pokémon Global Link

 

概要

エンペルト+カバルドンでサイクルを回しつつ、ステルスロック+欠伸で起点を作る。
ステロ欠伸が展開できない場合は、ヒードランを絡めた裏選出でサイクル戦を仕掛けていく。

 

構築の経緯

【サンムーン・シングル】エンペルト展開【第七回あめおふベスト16】 - 変わらずの意志
こちらの構築をサイクル戦がしやすくなるように変更した。具体的には、ボーマンダを耐久振り羽休め型に変更し、ポリゴン2テッカグヤに強い毒守ヒードランを採用した。
(無断リンクのため問題があれば消します)

 

個別解説

f:id:EarlGrey_poke:20180312213839p:plain

エンペルト@バンジの実
性格:穏やか
実数値:191(252)-x-108-131-163(220)-85(36)
技構成:波乗り/ステルスロック/欠伸/吠える

 

ステルスロック+欠伸で起点を作るポケモン
優秀なタイプを活かしてサイクルに参加しながら欠伸を撒くことで、相手にステロのスリップダメージを複数回いれることができる。相手の裏のミミッキュを引きずり出して化けの皮を剥げれば大きい。
受け出し性能を上げるためにHD振り。
食べ残しをヒードランに渡したのでバンジの実を持たせたが、それなりの活躍をした。持ち物がすぐにはバレないため、相手にアタッカー型と勘違いさせる効果もあったかもしれない。ステロ撒き性能を向上させるならシュカの実や風船でもいいと思う(初手ランドロスに対して突っ張れるようになる)。
構築全体で誘っているゲッコウガに対してエンペルトが強いため、ゲッコウガ入りに対して高い勝率を出すことができた。
調整はこちらのものをお借りしました。
【サンムーン・シングル】エンペルト展開【第七回あめおふベスト16】 - 変わらずの意志

 

 

f:id:EarlGrey_poke:20180312221835p:plain

カバルドン@ゴツゴツメット
性格:腕白
実数値:215(252)-132-187(252)-x-92-68(4)
技構成:地震/氷の牙/怠ける/欠伸

 

エンペルトステルスロックから欠伸で展開できる。サイクル性能も高い。
物理受けとしての役割を十分に果たしてもらうためにHB振り。
ボーマンダランドロスへの打点として氷の牙を採用した。初手に出てくる挑発持ちのボルトロスを削るなど、様々な場面で役立った。

 

f:id:EarlGrey_poke:20180312222525p:plain
メガボーマンダ@ナイト
性格:意地っ張り
実数値:197(212)-189(52)-151(4)-x-126(4)-170(236)
技構成:恩返し/地震/竜の舞/羽休め

・恩返しで131-100ミミッキュを最低乱数以外一発(93.7%~)
・最速ガブリアス抜き

 

鋼タイプへの打点として地震。サイクルに参加しやすくするための羽休め。地震の使用感がとても良かった。
ボーマンダミラーを意識して素早さを伸ばしている。実際にミラーが頻繁に発生したので、ミラーで強気に動かせるS振りは正解だった。前期に遅いボーマンダが多かったことから最速にはしなかったが、相手のボーマンダと同速だったこともあったので最速にしたほうが良かったかもしれない。
ステロ展開とサイクル選出の両方で出していたため、選出率はトップ。

 

 

f:id:EarlGrey_poke:20180312221312p:plain

メガゲンガー@ナイト
性格:臆病
実数値:135-x-101(4)-222(252)-115-200(252)
技構成:祟り目/ヘドロ爆弾/身代わり/催眠術

 

欠伸展開と相性の良い、身代わり祟り目型。
CSメガゲンガーが刺さっているときに選出する。催眠術を打つ前提の選出は基本的にしない。素催眠は最終手段。
ステロ+ヘドロ爆弾でゲッコウガを倒せるので、ゲッコウガ入りに選出することが多かった。

 

 

f:id:EarlGrey_poke:20180312221539p:plain

モロバレル@黒いヘドロ
性格:図太い
実数値:219(236)-x-134(252)-105-103(20)-50
技構成:ギガドレイン/イカサマ/キノコの胞子/クリアスモッグ

 

欠伸展開を防いでくるカプ・レヒレやカプ・コケコに強いポケモン。後攻胞子からゲンガーやボーマンダに繋げることができ、サイクル性能も高い。
カバルドンと役割対象が被っている(ミミッキュメガメタグロス、霊獣ランドロス等)のでカバルドンの代わりに選出できる。また、カバルドンと同時選出した際には役割を分散させることでカバルドンの過労死を防ぐことができる。
カプ・レヒレ等に複数回受けだしすることから黒いヘドロを持たせた。レヒレギャラドスと打ち合うためにギガドレイン、起点回避になるイカサマ、瞑想レヒレに強くなれるクリアスモッグを採用。クリアスモッグの使用機会がほとんど無かったので、この枠は挑発持ちボルトロスへの打点となるヘドロ爆弾でも良かったかもしれない。

 

 

f:id:EarlGrey_poke:20180312221644p:plain

ヒードラン@食べ残し
性格:穏やか
実数値:193(212)-x-127(4)-151(4)-166(166)-109(109)
技構成:噴煙/大地の力/毒毒/守る

 

ステロ欠伸展開で崩すのが厳しいポリゴン2テッカグヤに強いポケモン
エンペルトがステロ展開の要であるのに対し、こちらはサイクル選出の要である。
ポリゴン2を崩す手段がこのポケモンの毒毒だけなので、相手にポリゴン2がいたら選出確定。
欲しい技は他にも幾つかあったが、汎用性を考えてこの4つにした。調整は昔の流用なので最良だったのかは分からない。

 

 

選出

f:id:EarlGrey_poke:20180313031311p:plain+f:id:EarlGrey_poke:20180313030907p:plainorf:id:EarlGrey_poke:20180313031237p:plain+@1

 ステロ展開。@1はカバルドンが多かった。

 

f:id:EarlGrey_poke:20180313031053p:plain+f:id:EarlGrey_poke:20180313031442p:plainf:id:EarlGrey_poke:20180313031152p:plainf:id:EarlGrey_poke:20180313030907p:plainから2体

サイクル選出。まれにゲンガーも選出する。
ドラン+バレル+カバの選出をする際は、相手の積み技によって崩されないよう注意する。

 

相手の手持ちにゲッコウガがいたらエンペルトは確定
相手の手持ちにポリゴン2がいたらヒードランは確定
相手の手持ちにカプ・レヒレがいたらモロバレルかゲンガーは確定

 

辛いポケモン

代表的なものだけ

・挑発持ち

代表的なのはカプ・レヒレボルトロスサザンドラ。ステロ展開を防がれるのが辛い。挑発悪巧みボルトロスや挑発羽休めサザンドラはサイクル選出でも厳しい。

カプ・レヒレポリゴン2テッカグヤ

こちらの選出を歪めてくるので相手の取り巻き次第では厳しい。テッカグヤは速い宿木+身代わり型だとヒードランが嵌められて負け。

グライオンマンムーフェローチェ

無理。グライオンフェローチェボーマンダで、マンムーモロバレルでなんとかするしかない。

 

 雑感

サイクルを回しながらのステロ欠伸展開は、相手にダメージを複数回入れることでゲンガーやボーマンダの圏内に入れやすくなり、また択も発生しにくいため決まれば非常に強力であった。一方で、挑発などで展開を防がれた場合は厳しい戦いを強いられてしまった。
サイクル選出した際には択が発生することが多々あった。サイクル選出が弱いわけではないのだが、サイクル選出は相性が悪い構築に対して出していくことが多かったので、厳しい試合になることが多かったのも事実。
欠伸や胞子といった誤魔化しが効く技を採用しているので、相手が最速起きしないことに賭けたプレイングをすることで戦況をひっくり返すこともでき、そういった点では運勝ちしやすい構築だったと思う。
ゲッコウガ入り等には勝てる一方で、相性の悪い構築や絶対に勝てない構築が存在し、試合中も択や眠りターンなど運に左右される場面が多かったため、上振れすれば強い構築だったという印象。
レート差マッチングに強くないこと、一定数いたランドロス+スイクンの並びに対する勝率が微妙であったことから、2100に乗った時点で撤退した。

 

辛い構築も多いため、この構築をそのまま使用することはお勧めしませんが、強い要素はあると思っているので何かの参考になれば幸いです。
今期対戦してくださった方々、ありがとうございました。

 

QRレンタルチーム

https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-4A04-8B50

恩返し→捨て身タックルに変更しています。PP増やしていないのは許してください。

 

連絡は@grey_pokeまでお願いします。